COMPANY国家プロジェクト

LPixelが取り組んでいる国家プロジェクトをご紹介します。
“研究”というとアカデミアのイメージが強いですが、東京大学研究室発のベンチャー企業である
LPixelでは企業でありながら下記のような国家プロジェクトにも
参画して先端技術を活かして社会に貢献していきます。

    • 経済産業省

      生体組織の立体構造情報と人工知能を活用する病理診断支援システム

    • 科学技術振興機構

      栽培植物倍数体のマルチオミクス技術開発プロジェクト

    • 内閣府

      セレンディピティの計画的創出による新価値創造

    • ※内閣府の「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」へは2016年度の研究開発に参画

生体組織の立体構造情報と人工知能を活用する病理診断支援システム

戦略的基盤技術高度化支援事業経済産業省

経済産業省「平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業」にて、株式会社TCK他との協同プロジェクト「レーザーアブレーション技術(サンプル表面にレーザーを照射することにより照射箇所のマテリアルを擺脱する技術)を用いて生体組織の構造解析を高速かつ低価格で実現するナノレベル3D構造解析システムの開発」が採択されました。

「レーザーアブレーション技術を用いて生体組織の構造解析を高速かつ低価格で実現する
ナノレベル3D構造解析システムの開発」について

近年、医療現場での病理診断や再生医療の進歩とともに、医師は膨大な数の診断と向き合うこととなりました。特に標本作製から診断まで高度なスキルが要求される病理診断では対象となる画像が増え続け、全国に約2300人(医師全体の1%未満)の病理医をはじめ病理診断従事者の作業負担の増加が問題視されています。
本プロジェクトでは、ナノレベルの分解能で生体組織の観察を可能とするために主に電子顕微鏡、レーザーアブレーションシステム、3次元画像判定用エンジンで構成されるシステムを開発します。試料スライスから画像取得までを全自動で実施でき、組織の撮像に伴う損傷を最小限に抑え、短時間かつ大量の切片画像を取得します。さらに切片画像から3Dイメージを構築し、一部ディープラーニングも用いた病理医の診断をサポートする診断支援システムの構築を目指します。
本プロジェクトの中でエルピクセルは、長年のバイオメディカルイメージング分野の研究で培ったノウハウを活かし、3次元構築と3次元画像判定用エンジンの開発を担当いたします。本開発課題で取り組むレーザーアブレーション技術を用いた撮像装置と組み合わせることで、病理診断の標準化・効率化を促進し、病理分野の発展に大きく寄与することが期待されます。

2018年の事業化を目指し、上記システムの開発を開始いたします。長年のバイオメディカルイメージング分野の研究で培ったノウハウを十分に活用しつつ、世界中の顧客・ユーザーのニーズに合わせた着実な事業開発を進めます。本事業を通じて医療の発展に寄与できるよう、本プロジェクトパートナーと手を携え全力で取り組んでまいります。

戦略的基盤技術高度化支援事業とは

「戦略的基盤技術高度化支援事業」とは、精密加工・バイオなど12種類の特定ものづくり基盤技術の向上に繋がる研究開発、その事業化に向けた支援をすることを目的とした経済産業省の取り組みです。

尚、弊社では本プログラムにご参画頂ける研究者・エンジニアを募集しております。
ご興味ある方は是非下記よりご応募ください。

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栽培植物倍数体のマルチオミクス技術開発プロジェクト

戦略的創造研究推進事業(CREST)科学技術推進機構

科学技術振興機構 (JST) CREST「倍数体マルチオミクス技術開発による環境頑健性付与モデルの構築」にて、横浜市立大学 木原生物学研究所(木原生研)・産業総合技術研究所(産総研)・チューリッヒ大学との協同プロジェクト「倍数体マルチオミクス技術開発による環境頑健性付与モデルの構築」が採択されました。

「倍数体マルチオミクス技術開発による環境頑健性付与モデルの構築」について

地球規模で気象環境の急速な変動が懸念される中、多様な環境変動に対して適応できる環境頑健性(ツールチップにて表示:低温・高温・乾燥・湿潤など多様な環境で生育できる生物のもつ性質)をもつ作物の育種が急務とされています。これまで、生物の遺伝子情報が重複することによって生まれる倍数体種(ツールチップにて表示:ゲノムを複数セット持つ生物種。例えばパンコムギは6倍体、マカロニコムギは4倍体)は、優れた環境頑健性を持つことが指摘されてきました。実際にコムギ、ワタ、セイヨウアブラナ、アラビカ種コーヒーなど主要な作物種は倍数体が多く、人類は農耕の歴史において植物を栽培化する際に、無意識に倍数体作物のもつ環境頑健性を利用してきたといえます。しかしながら、倍数体作物のオミクス研究(ツールチップにて表示:遺伝子配列解析(ゲノム)、遺伝子発現解析(トランスクリプトーム)、代謝物質の網羅的解析(メタボローム)、作物収量や形・品質など表現型の網羅的解析(フェノーム)等の各階層における研究を接続・横断し、遺伝子レベルでの生物種の差異や共通性から生物個体の目で見える特性の違いを明らかにすることで、生物を多階層的に解明することを目指す研究アプローチ。)は非常に遅れており、環境頑健性の分子基盤についての知見は限られているのが現状です。
そこで本プロジェクトでは、倍数体種を研究する際の課題であるオミクス技術の困難性に対し情報科学によって挑戦し、倍数体の長所を活かして多様な環境下で頑健に成長・繁殖するジェネラリスト(万能選手)としての親株の作出を目指します。これにより多様な環境に適応性を示す作物の育種が容易となり、国内での将来にわたっての農作物の安定供給に道筋をつけることができます。
本プロジェクトの中でエルピクセルは、バイオメディカルイメージング分野の研究で長年培った技術と経験を活かし、植物の形・色・大きさ・高さなど生育状況を表現形質として定量的・自動的・連続的に観測するフェノーム解析システムの研究開発を担当し、木原生研やチューリッヒ大学(清水健太郎・教授)など世界各地の屋外圃場で運用します。本システムで得られる膨大なフェノームデータは産総研チーム(瀬々潤・研究チーム長)らの担当するバイオインフォマティクス的アプローチと組み合わせ、気象データ、遺伝子情報、フェノーム情報を統合したモデリングを進め、農作物の育種手法を革新します。

JST CRESTとは

国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズを踏まえ、 社会的インパクトの大きい目標を達成する研究を推進することを目的とした取り組みです。

尚、弊社では本プログラムにご参画頂ける研究者・エンジニアを募集しております。
ご興味ある方は是非下記よりご応募ください。

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セレンディピティの計画的創出による新価値創造

革新的研究開発推進事業(ImPACT)内閣府

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」にて、プログラム名「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」の研究開発機関として弊社が選定されました。

「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」について

本プログラムは、合田圭介プログラム・マネージャー(兼 東京大学大学院理学系研究科 教授)が実施する研究開発プログラムであり、ライフサイエンスにおける「砂浜から一粒の砂金」を高速・正確に発見・解析し、セレンディピティ(偶然で幸運な発見)を計画的に創出する革新的基盤技術の開発を行うものです。本プログラムの中で弊社は、プロジェクト4(単一細胞の分解能で高速・正確に細胞を同定する基盤技術の開発)のプロジェクトリーダー等を務めました。


※画像:革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)より引用

ImPACTとは

革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」とは、実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を行うことを目的として、内閣府が推進するプログラムです。

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