本製品はスキャナやデジタルカメラによって撮影した根の画像ファイルから、根の長さと根端の数を太さによって層別して測定、定量化する画像解析ソフトウェアです。
解析対象の草本・樹木の根を土壌中よりサンプリングし、水で洗浄後、白い紙の上に貼り付け、市販の一般的なスキャナやデジタルカメラによりイメージングするだけで解析をはじめることができます。
なお、本ソフトウェアは東京大学大学院新領域創成科学研究科による技術協力を得て生態学研究での利用実績を積み、開発・リリースにいたりました。
「根の太さごとの長さ、根端の数」
・スキャナ、デジタルカメラで撮影したカラー画像ファイルから、根の形状を自動抽出し、太さ、長さ、根端の数の自動測定が可能。
・結果を根の太さによって層別したレポート形式で表示。 Excel、R などで簡単に処理可能な TSV ファイルを出力可能。
・フリーの画像解析ソフトウェア ImageJ からも実行できることから、解析領域の指定やノイズ抑制など豊富な機能を利用可能。
・解析パラメタをチューニングすることでさまざまな画質・植物種に対応。
・Windows、Mac OSX、Linux のマルチプラットフォームで動作。
・測定項目の追加(根の曲率、色、仮根・地下茎・蔓・茎などへの応用)可能(※オプション機能)。
・撮りだめをした多量の画像に対するバッチ処理に対応(※オプション機能)。
CPU | Intel Core i5 以上 |
メモリ | 2 GB 以上 |
OS | Windows7, Mac OSX 10.10, Ubuntu 16.04 |
入力画像ファイル | PEG, TIFF, PNG, BMP 他 (8, 16 bits/pixel のグレースケール画像、8*3bits/pixelのRGB型カラー画像) |
UI | Java Swing による GUI |