2022/12/15
- お知らせ
東京医科歯科大学およびエルピクセル 「先端バイオイメージングAI研究会」発足のお知らせ ~医療をはじめライフサイエンスにおけるイメージング技術の向上と応用の加速に期待~
2022年12月15日(木)、国立大学法人 東京医科歯科大学(所在地:東京都文京区、学長:田中雄二郎、以下「東京医科歯科大学」)とエルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、島原佑基、以下「エルピクセル」)は、先端バイオイメージングAI研究会(以下、本研究会)を発足したことをお知らせいたします。
本研究会は、医療をはじめライフサイエンス分野における画像解析(バイオイメージング)に対するAI技術の応用促進が求められる中で、産学それぞれの視点から多角的な議論を展開することにより、バイオイメージングを学術研究に留めることなく、創薬や再生医療等、高度な技術革新につながる知見を得ることを目指します。
【研究会発足の背景】
医療をはじめとするライフサイエンス領域では、顕微鏡など様々な機器の発展によって、イメージング技術の精度やスループット性は飛躍的に向上しており、それに伴い、研究開発において膨大なデータが創出されています。特に、日本におけるMRIおよびCTの人口当たりの設置台数は他国に比肩するものはなく、日々膨大な医療データが生み出されています。
これら医療データを活用することで、新たな科学的・医学的知見を見出すことが期待されますが、膨大化するデータ量に対して従来のように医師や研究者による目視のみでは解析が困難な状況です。
そうした中、近年の人工知能(AI)をはじめとしたデジタル技術の発達によって、ライフサイエンス分野の画像に対しても、膨大なデータをより高速かつ精密に解析することが可能となりました。さらに、デジタル技術を用いた解析では、従来の定性的な解析からより定量的な解析が可能になるなど、ライフサイエンス分野における画像解析(バイオイメージング)は新たな時代を迎えています。
東京医科歯科大学は、森尾友宏教授(発生発達病態学分野)を中心として、この新しい分野への取り組みを加速するため、ライフサイエンスと画像解析に強みを持つエルピクセルとの共同研究を今年9月から開始しました。
【研究会の概要】
本研究会では、AIを中心としたデジタル技術を活用した解析事例を中心に、バイオイメージングに関する多角的な議論を展開することにより、バイオイメージングを学術研究に留めることなく、創薬や再生医療等の産業界における高度な技術革新へと発展させることを目指します。
具体的な活動としては、学術界や産業界で活躍されている方々をお招きし、最新のバイオイメージング技術やその産業界への実装、更には新規事業への発展について、勉強会形式で議論を行っていきます。
▼ オンライン勉強会の概要
主催:国立大学法人 東京医科歯科大学、エルピクセル株式会社、株式会社NTTデータ
参加者:アカデミア、製薬企業、その他ライフサイエンス系企業 計5団体 (主催団体除く)※今後増加見込
【国立大学法人 東京医科歯科大学について】
国立大学法人 東京医科歯科大学は、医学部と歯学部からなる国立大学で唯一の医療系総合大学院大学で、2018年12月にオープンイノベーション機構を設置し、「組織」対「組織」の産学連携の取り組みを加速させることにより、大学の有している研究力、医学的知見、医歯学が融合する附属病院の臨床現場などの強みを活かした革新的な医療・健康イノベーション創出を目指しております。
【エルピクセル株式会社について】
エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、医療・製薬・農業分野において画像解析技術、とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエアを開発してまいりました。医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。
【本件に関するお問い合わせ】
国立大学法人 東京医科歯科大学
国立大学法人 東京医科歯科大学 産学連携研究センター
〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45
TEL:03-5803-4732 Email:openinnovation.tlo@tmd.ac.jp
エルピクセル株式会社 広報担当
TEL:03-6259-1713 Email:pr@lpixel.net