2024年6月28日（金）〜6月30日（日）、パシフィコ横浜にて開催される第67回「日本腎臓学会学術総会」にて、当社と東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 春原浩太郎助教、坪井伸夫准教授らとの共同研究の成果を口演発表いたします。
本研究では、腎臓の糸球体の蛍光顕微鏡画像から、慢性腎臓病の発症や進展に重要とされる腎糸球体上皮細胞ポドサイトの数や大きさを解析する深層学習モデルを活用したプログラムを構築いたしました。これまで手動測定によって1糸球体あたり約15 – 30分を要しており、客観性や解析に要する莫大な手間と時間が課題となっていました。本プログラムによる測定では約4秒に短縮することが可能となり、数多くの腎疾患や症例数を対象とした研究の推進に貢献することが期待されます。
本研究においては、当社の研究開発本部 河合宏紀が深層学習モデルの構築を行っております。

【学会基本情報】
学会名：第67回 日本腎臓学会学術総会
公式HP：http://jsn67.umin.jp/
会期：2024年6月28日（金）～6月30日（日）
会場：パシフィコ横浜ノース（横浜市西区みなとみらい1丁目1−2）
参加登録：http://jsn67.umin.jp/registration.html

【発表情報】
セッション名：ポドサイド
（司会：大分大学内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座　福田 顕弘　医師）
日時：2024年6月28日（金）9:00 ～10:00
会場：第10会場
演題：ポドサイト核を認識可能な深層学習プログラムの作成と検証
演者：⚪️春原浩太郎1、河合宏紀2、久保英祐1、佐々木峻也1、岡林佑典1、坪井伸夫1、横尾隆1
1) 東京慈恵会医科大学　腎臓・高血圧内科
2) エルピクセル株式会社

ポドサイト免疫染色におけてポドサイト核（桃色）と糸球体面積（黄色）を手動により解析（上）および深層学習プログラムにより解析（下）を行った

【エルピクセル株式会社について】
エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、医療・製薬・農業分野において画像解析技術、とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエアを開発してまいりました。医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。コーポレートサイト：https://lpixel.net/
公式ブログ（Note）：https://note.com/lpixel/

【お知らせに関するお問い合わせ】
エルピクセル株式会社 広報担当
TEL：03-6259-1713 Email：pr@lpixel.net